プレセント選びに悩みながら迎えたクリスマス当日。
義母の家には、私たち一家と義兄一家が集まりました。
義父は体の自由があまりきかないので、翌日に義父宅でもう一度集まる予定になっていました。
7人分の食事を用意してくれるのは義母。
何かしらお手伝いさせてもらえないか、と思ってエプロン持参で行きましたけど、何の役にも立ちませんでしたね、私。
クリスマスの食事準備が繰り広げられるキッチンはまるで戦場。
ドイツ語が理解できない私に色々説明してもらうほうが義母の手間になることがわかったので、おとなしく息子とツリーを眺めたり、英語が通じる義兄の息子さんたちとお話して時間をつぶしました。
義兄は良い方なので、
「むったー、僕、ロゼッタストーンで英語の勉強始めたよ。
日本語は難しすぎて、無理だった、ごめんね」
と優しい気遣いを見せてくれました。
あ、義兄の奥さんが出てこないのは数年前に離婚したからです。
この日も元奥さんはいらしてませんでした。
息子さんたちは義兄と暮らすことを選んだので、別れた奥様には彼女が暮らしていけるように別に一件家を購入してあげたそうです。
旦那が教えてくれました。
義兄の元奥さんはフランスの方で、元々はうちの旦那のベビーシッターをしていた人です。
ドイツ語でいう「オペア」で、住み込みで食・住を確保しながらこのお仕事をしつつ、学校に通ったりする人もいるのだとか。
日本人でこの「オペア」の仕事のビザをとってドイツに来た人の話もちらほら聞いたことがあります。
「兄さんは真面目でつまらないから、奥さん出て行ったんだよ」
と旦那は義兄に対して辛辣ですが、私の目から見ると義兄は「できる男」。
私に対しては柔和な表情を見せていますが、息子さんたちの彼に対する態度を見ていると、厳しい父親なんだろうな、ということがわかります。
ちなみに、義母と義兄には血のつながりはありません。
義兄は義父がまだ若いころに別の女性との間に生まれ、すでにその女性は亡くなっています。
どういういきさつがあったのかはわかりませんが、義母はこの義兄とその家族を自分の家族として受け入れている様子。
義母の口から、「あの子は私とは血がつながっていないのよ」とかそういう話は一度も聞いたことがありません。
義母の懐の深さというか、責任感とか情の強さを思うと、私ももっと色々頑張れるんじゃないかなぁと思うんですけど、全然足元にも及びませんね…。
てか、この義母がなんでもできすぎるのでうちの旦那がこんな感じに仕上がってしまったんじゃないかと、思ったり、思わなかったり…。
ちょっと奥さん、押してってー

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