新しく通い始めた二校目の語学学校も一週間する頃には馴染みまして。
スーダンにもピラミッドがある、とか、「シュー」の音だけで、中国語では一文作れる!ということを学んだり、それに対抗して日本語(大阪弁)なら「ちゃう」の音だけで会話できる!と披露したり。
中国出身のファンユーがホワイトボードを駆使して説明してくれましたが、
「シュー、シューシュー。シューシューシュー、シュー ↑ 」
で、
「シュー地方に住む、詩人のシュー夫人はライオンを食べるのが好きだ」
という文章になるそうです。
(動画も撮りましたが、何回やっても聞き取れないのでこの中国語、めちゃくちゃ適当です)。
ちなみに、大阪弁では
A:「チャウチャウちゃう?」
(チャウチャウではないですか?)
B:「チャウチャウちゃうんとちゃう?」
(チャウチャウではないのではないですか?)
A:「チャウチャウちゃうん?チャウチャウ、ちゃーうん」
(チャウチャウではないのですか?チャウチャウでしょう)
という会話が成り立ちます。
懲りずに今度は私の大好物である無印の干し梅を持って行って、日本の食品に対する恐怖心をみんなに植え付けたり…。
こんな風に書くと、大変楽しそうで、実際、楽しかったのですが、何か物足りない…。
悟空風に言うと、
「おめえ、つぇえな!オラ、ワクワクすっぞ!」
というのがない。
全てが、快適すぎて、VHSで感じた「やるか、やられるか」みたいな雰囲気が懐かしい…
生徒が宿題を忘れるたびに額に青筋を浮かせて
「そんなことでドイツで生きていけると思ってるの!?」
と怒ってくれた先生が恋しい…
ここでは、宿題してこなくても別に怒られない。
「生徒さんのみなさんには楽しんでドイツ語を学んでいただきたい」
というサービス精神に溢れていて、そしてビジネスライク。
たぶん、一校目がここだったら、VHSのあの雰囲気が苦痛になっていたんだろうと思います。
でも一度味わっちゃうとVHSの愛想のない感じが病みつきになるんですよね…
もしくは私にマゾの気があるのか…。
ということで、次のレベルからはまたVHSに戻ることに決めて、こちらの安心・快適な語学学校での受講を終えました。
講座も終盤になってくると、みんな
「次はどこで受けるの?
このままここでA2-1もやる?」
なんて話をし始めるんですが、私がやたらとVHSを推すので何人かはVHSで講座を取ったようで。
後に、クラスメイトのジーナから
「むったー、VHSのどこが良かったの?
あの学校、コーヒーのサービスないじゃない?」
とやんわり苦情の電話がありました…
ちょっと奥さん、押してってー

人気ブログランキング
コメント
コメント一覧 (1)
これ、中国語の古典的な言葉遊びで 石室诗士施氏,嗜狮,誓食十狮(石の家に住む詩人の施さんはライオンが好きで10頭のライオンを食べるぞと誓いをたてた)ですねw
shiという発音だけでどこまで長文つくれるか!?という遊びです。
発音としてはアメリカ英語のrのように舌をまるめてシーと発音します。
ちなみに中国人でも、南方の人はこの発音ができず、スーと発音する人がかなりいます。
歴代の国家主席ですら、舌をまるめたshi が正確に発音できているのは現・国家主席の習近平のみです。ほかは四川や湖南省、上海に近い江蘇省の出身だからです。
台湾人はほぼできません。シンガポールの中国系の人もできない人が多めです。香港人は発音や単語もかなり違う広東語なので、そもそも上記の文章自体の発音がちがうものになります。私も中国南方に住んでたので、気を抜くとスー発音になります。それでも意思の疎通が
全く問題ないのは音の高低で意味が通じるからですね。
たとえば、獅は高いまま、室は高いところから低いところへ下げます。日本語の橋と箸、秋と空きの違いみたいな感じです。
むったー
が
しました