2019年4月。

「新元号が決まりました!!」
と号外が配られる中、駅から空港行きの電車にのり、空港そばのホテルで一泊してから翌日のフライトでドイツへ。

私はこの「令和」という元号を使うことのない世界へ行くんだな、という奇妙な感慨がありました。

ちなみにホテル代も、フライト代も支払いは旦那。
ご家庭が裕福って素晴らしい!
(自分が働いて得たお金ではないからか、)このころの旦那はとっても金払いが良く、引っ越し代も払ってくれました。

「僕の希望でドイツへ引っ越すんだから、ここは僕が(親の金で)払うよ」
って。
良い人!!

※( )内の補足は、まったくの悪意で追加しました。

ありがたいことに、遠方の親戚まで私たちの見送りのためにホテルに来てくれて。
いわゆる感動のハイライトみたいな場面。

旦那ですか?
「赤ん坊に触るなら手を洗ってからにしてほしい」
「夕食、みんなで食べるの?僕、特に食べたいものない」
って、若干不機嫌でしたね。

この不機嫌さんと乗り継ぎ含めて15時間ほどのフライトを終えたらドイツ到着ー。
生後半年の息子を連れてのフライト、緊張もありましたが、まだよく寝てくれる時期で助かりました。

さて、空港には義母さんと義母さんの妹さんがお迎えに来てくださっていまして、よれよれの私たちを夕食の準備が整った義母さんのおうちへと車で運んでくださいました。

まずそこで、一発目のカルチャーショック。
義母さんのおうち、リビングルームの床がタイルなんですけど、そこに薄手のマットレスを用意してくださっていて、その上に息子を寝かせてくださったんです。

その周りを靴を履いたまま歩く人々…。
私たちがドイツに到着したのはまだ寒い4月。

…床、冷たくないかしら…。
靴についた汚れが息子の口に入らないかしら…。

そうだ!神経質な旦那なら、きっとこの不安をわかってくれるはず!
と頼りの旦那を振り返れば、久々の家族との再会に浮かれて役に立たず…。

そもそも「息子に触るなら手を洗ってからにして欲しい」とか言ってたのは、ドイツの自分の家族に向かっては発令されず、タバコを吸ったその手で触られてもにこにこしてましたからね!!

私もにこにこしながら、内心ひやひや。
義母お手製の豪華な夕食をいただきながら、心千々に乱れるドイツ到着一日目が過ぎていきました。



ちょっと奥さん、押してってー


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