生きねば in ドイツ

明日はどっちだ?  ドタバタでやってきたドイツ。 ドイツ語、コロナ、家庭不和の洗礼をうけて、ただいま知恵なし、金なし、家もなし。 それでも、この異国(ドイツ)で生きねばならぬアラフォーの生きざまを綴ります。 神様、私は明日も屋根の下で眠れるのでしょうか…。


2018年10月、日本で生活していたドイツ人旦那と私の間に長男が誕生。
高齢出産で生まれた息子の体重は約4000g。

双子を妊娠しているのかと疑われるほどの腹を抱えた私をスカイプで目にした義母は、
「むったーは、大丈夫なの?…帝王切開よね?」
と心配し、旦那は私と一緒に公共交通機関を利用するたびに
「こんなお腹抱えた妊婦に席も譲らないなんて、どうなってるんだ!」
と怒りを募らせて「ドイツに帰りたい…」とつぶやくようになりました。 

当の私は14kgの体重増加を注意されるくらいで、大きなトラブルもなく、出産2ヶ月前までお仕事もさせていただき、70歳のおじいちゃん先生に子供を取り上げていただきました。

妊娠期間は、ホルモンの関係なのか、多幸感につつまれてお花畑のように過ごしていた私ですが、大変だったのはその後。

生まれてきた息子はでかかった。
とりわけ、頭がでかかった。
裂けましたよね、尻まで。

トイレ、恐怖だったなぁ…。

立ち合い出産を希望し、出産の瞬間には涙ぐんでいた旦那ですが、出産から2時間後には
「僕、帰っていい?歯ブラシとか、持ってきてないし
と言い出し、その後も申し訳程度に病院に顔を出す程度で、看護師さんたちに
「旦那さん、お仕事忙しいの?ここに泊まらないなら、どうして家族部屋を希望したの?」
と私が質問攻めにあう始末。

旦那、働いてません。
とは言えなかったですね。

口ごもる私を見て
「あ…。旦那さん、男前だし、モデルさん?芸能人?お仕事不規則なのね?」
と発想を飛躍させてくれる病院のみなさま。

あのときは微妙な態度をとってしまってすみません。
今なら言えます。
旦那、働いてませんよー!
あれから3年たった今も、働いてませんよー!



しっかり睡眠をとらないと途端に不機嫌になる旦那と子育て。
今から思うと、だいぶ疲れてたんでしょうね。
ドイツへの引っ越しを目前にした翌年3月、倒れまして。

「何?どうしたの?救急車呼ぶよ!」
とパニックを起こしている旦那の声を聞きながら遠のく意識。
目が覚めたら、息子はベビーベッドに。
私は掛布団もないまま布団の上に。

旦那は、別室のベッドルームで、熟睡中。

妻の体調より、息子の安全より、自分の睡眠が大事か…。

頼りにならない旦那がいると、しっかりするもんですね。
すぐ、病院に予約を取って検査してもらったら、脳の血管が膨れていまして、休養をとること、ドイツへ引っ越したら、再度検査するように、と言い渡されました。

そんな中で引っ越し準備。
実母が、
「いるもんだけ箱詰めして。あとはこっちで片付けといてあげる」
といってくれるのに甘えて、立つ鳥跡を濁しまくってドイツへ引っ越したのでした。

もちろん引っ越し業者の選定やなんかも私がやったのですが、途中、義母さんが
「ドイツの業者にしたら?知り合いが勤めてる会社、紹介してあげるわ」
と言ってくださり、これが夫婦喧嘩の火種に。

義母を頼りに生きてきた感のある旦那は、義母さんが勧めてくれる会社に引っ越しをお願いしたい。
私は見積もりも出さず、荷物の引き取り日も明確にしてくれないその会社には頼みたくない。
たいていのことは雑に受け流す私ですが、
「見積もりの出ない業者さんなんて、聞いたことがない。値段もわからないものを買う人がどこにいるんだ」
と珍しく語気を強め、旦那は
「君がそんなに攻撃的なものの言い方をする人だなんて、知らなかった!」
とへそを曲げ、これからお世話になることも多いであろう義母さんのご厚意を無碍にするという申し訳なさを抱えつつ、私が選んだ引っ越し業者さんで押し通しての引っ越しとなりました。




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ドタバタでやってきたドイツ。
ドイツ語、コロナ、家庭不和の洗礼をうけて、ただいま知恵なし、金なし、家もなし。
それでも、この異国(ドイツ)で生きねばならぬアラフォーの生きざまを綴ります。
神様、私は明日も屋根の下で眠れるのでしょうか…。

【登場人物】
本人:むったー
雑。とにかく、見た目も生き方も雑な40代日本人。
ドイツ君と日本で結婚し、出産後半年でドイツに引っ越してきた。
ドイツに来てそろそろ3年だが、まったく馴染めていないため、テーマパークで迷子になったような気分で生きている。
日本で勤務していた会社の契約をパートタイムに変更して、テレワークでお仕事させていただいている。
ドイツ語が話せないため、旦那との意思疎通は英語。



旦那(暫定):ドイツ君
神経質で神経を病んでしまった30代ドイツ人。
会社を経営する裕福な家庭の次男坊で、働かないことに定評がある。
元はシャイで可愛げのあるタイプのロマンチストだったが、ドイツで暮らし始めてから暴君と化した。
平日は治療のため、毎日セラピーのような、リハビリのようなものに通っている、



息子:テオ
愛想と度胸の良い3歳児。
幼稚園に通っている。






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