やがて前菜がテーブルに並び、ゼクトが開けられ、クリスマスの晩餐が始まりました。
一皿ずつ、5皿にも及ぶコースの料理を出してくれる義母。
落ち着いて座っている暇もありません。
前菜はサーモンに海老とホタテ、サラダ、パスタ料理に続いてジビエのメイン、それから三品のデザートという構成だったと思います。
ここまでしてくださる義母には本当に頭が上がりません。
…が、息子は早々に飽きた。
1歳を過ぎたばかりの息子は別メニューのパスタとサラダスティックを食べたらもうお腹いっぱい。
席に座って大人の話を聞いてても面白くないですもんね。
息子が華やかに整えられたテーブルにいたずらし始める前に、床に下ろして、おもちゃでごまかすことしばし。
こうなってくると私も落ち着いて座ってはいられません。
「むったー、座って食べなさーい」
と声はかけていただくものの、そこらを歩き回っている息子が義母の家の大切なものを壊したらどうしようか、と落ち着きません。
うちの息子、私がうっかり寝落ちたすきにミニカーを解体して部品のワイヤーを抜き取り、コンセントにワイヤーを突っ込んだことがあるんです。
普段、我が家のコンセントにはプロテクトカバーをはめているんですが、その日は私がスマホの充電を子供部屋でしていたもので、息子は私の充電器をコンセントから抜いたんですよね…。
うちのアパート、4異常を検知したらブレーカーが落ちるようになっているようで、おかげで息子はなんともなかったのですが、本当に肝が冷えました。
もちろん、旦那は私の不始末に怒り狂いまして、今でも「むったーがいかに母親として不適格な人間か」を主張する際にはこのエピソードが引っ張りだされます。
で、義母の家のコンセントにはプロテクトカバーもついていないし、ガラス製品も多いし、クリスマスなので火をともしたキャンドルまである。
うろつく息子のあとを追いかけて、義母が出してきてくれたおもちゃで遊んで、隙を見て食べて、とやっているうちに気づけばもう9時。
そろそろ眠たい息子がぐずり始めたところでプレゼント開封の儀とあいなり、あくびをしていた息子の目が
カッ
と開く音がしました…。
義母の家は交通の便が悪く、車以外の交通手段でうちのアパートに戻るのは難しいのですが、旦那はしこたま飲んでますし、今日はもうこちらに泊めていただくしかない。
そのつもりで用意はしてきていますが、この日の夜は結構大変でしたね…。
ちょっと奥さん、押してってー
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